会社の4つの種類について
会社の種類は4つある
まず会社は2つのタイプに分かれます。出資者以外が経営に携わる会社を①株式会社、出資者でなければ経営ができない会社を持分会社といいます。
持ち分会社は出資者が会社に対して無限責任を負っているか否かで、さらに②合同会社、③合資会社、④合名会社の3つに分類されます。
以前あった有限会社は、現在の法律(会社法)では合同会社という会社形態になりました。
新たに設立されている会社の9割以上は株式会社です。
出資者の責任よる分類
会社を分類するに際して、大事な分類が出資者の責任による分類です。出資者とは、会社を設立する際に、会社が運営の基礎となるお金やものを提供する人をいいます。
有限責任
会社の責務に対して、出資者は出資金額の範囲内でしか責任を負わない。
無限責任
会社の責務に対して、出資額の範囲を超えて責任を負う。場合によっては、個人財産を投げ打ってでも責任を負わなければならない。
4つの会社の特徴
株式会社の特徴
設立時の最低社員数 | 1名 |
出資者の責任 | 有限責任 |
役員の任期 | 2年~10年 |
設立費用 | 約30万円 |
合同会社の特徴
設立時の最低社員数 | 1名 |
出資者の責任 | 有限責任 |
役員の任期 | 無制限 |
設立費用 | 10万円~ |
合資会社の特徴
設立時の最低社員数 | 2名 |
出資者の責任 | 無限または有限責任 |
役員の任期 | 無制限 |
設立費用 | 10万円 |
合名会社の特徴
設立時の最低社員数 | 1名 |
出資者の責任 | 無限責任 |
役員の任期 | 無制限 |
設立費用 | 10万円 |